法律コラム
AIかぁ。
ちょっと前まで「そんな馬鹿な」「SFじゃあるまいし」と思っていましたが、いつの間にか人工知能がとても一般的になり、かなり高度なものになってきました。正直、吃驚です。
我々の仕事でも、知識面(一部運用面)ではかなりのレベルまで来ています。私自身はAIをまだ使わないのでピンときていませんが、最近、ご相談に来られる方から、AIのお話しを聞いたり、その資料を見せて頂くことが多くなりました。すごいなぁと素直に感心します(新人弁護士より余程有能ではとも感じます)。とは言え、まだシステム的な限界なのか、問いかける方法が適切でないと、きちんした返答が返って来ないようです。質問者の設定した枠組みに縛られてしまうようです。
そうしてAIに感心する一方、自分の仕事で一番本質的な部分は、AIには代替が難しかろうとも感じています。信頼関係を構築して、困難な問題に取り組んで、何とか解決(出口)を見い出していくという作業は、その本質においてとても人間臭いものです。そこでは、法的知識、経験はもちろんですが、最終的には人間的な力が問われます。甘えを排した「信頼関係」が構築できるかどうかがポイントです。「共感」「誠実さ」が重要なファクターになります。自分ができているかどうかはともかくとして。
ただ、翻って考えれば、それは対人関係一般に通じることではないかとも感じます。友人関係だって、夫婦関係だって、親子関係だって、その本質は同じではないでしょうか。困難に直面しても、時に意見も相違はあっても、お互いを信頼して共に進めるかどうかが問われます。「病めるときも、貧しき時も…」というやつですね。それは優れて人間的な問題です。
そこをAIに代替されてしまうようでは、人間として存在していることの意義自体が問われかねません。
とは言え、AIに恋をする人も出てきているようなので、うかうかしていられませんね。
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