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法律コラム

2026年04月

陳腐な話ですが、時が経つのは早いですね。

先日、法事で甥っ子に会ったのですが、いつも一緒の奥さんがいなかったのでどうしたのかなと思っていたら、「おめでた」とのことでした。もう安定期に入っているようで、半年ほどで出産とのこと。何よりです。
時間が経つのは早いもので、甥っ子が生まれて、姉が実家に里帰りで連れてきた時には、私はまだ司法試験受験生で実家にいました。確か、合格した年の試験前でした。当時、夜中にキッチンに飲み物を取りに行くと、たまに甥っ子がぐずっているところに出くわしたりして、だっこしてあやしたりしていました。ちょうどもう一人の姉も姪っ子を出産して里帰りしていたので、実家には赤ちゃんが2人おり、交互にだっこしては楽しんでいたことを思い出します。ふがいない自分と、生まれたばかりの真っさらな赤ちゃんとが何とも対照的でした。
その甥っ子がもう30歳になって、赤ちゃんが出来たとは驚きですが、そういえば、私もちょうど同じくらいの年に息子が出来ました。妊娠中はあちこち安産祈願に出向いたりして楽しんでいましたが、まだ今ひとつ父親になるという実感も沸かず、何だか中途半端な気持ちだったことを覚えています。その息子ももう22歳になりました。
お母さんとは違って、男は少しずつ「父親」になっていきます。そして、その役割になじみつつ、次第に自分の責任を自覚していくことになります。私はしがない自営業なのでなおさらですが、「こいつが一人前になるまでは踏ん張らねば」という気持ちでやってきましたし、世の中のお父さんの多くはきっと同じ気持ちだろうと思います。
そのうちまた子どもが手を離れてくると、今度は夫婦の時間が長くなってきます。我が家もそうで、最近は妻と二人で過ごすことが多くなりました。息子を家においては、こっちに旅行に行ったり、あっちの道の駅に行ったりと妻と楽しんでいます。それもまた悪くない。人生はその時々で楽しみ方が変わります。
子どもが小さなうちは楽しいことが一杯ありますし、別の風景を見て、新しい経験が出来ます。それは、とても新鮮な気持ちのすることで、まさに子どもがいる醍醐味であり、とても貴重な経験になります。親の気持ちが分かるようになり、他者に対する共感力もグッと上がります。甥っ子が存分にそれを味わい、父親になって良かったと思えるように願ってやみません。
きっと父親も同じ気持ちだったんだろうな。