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法律コラム

2025年04月

お疲れ様でした

今月は余りにも色々なことがあり、何だか気ぜわしくて落ち着いてものを考えられなくなっています。そのため、何を書いたら良いのか途方に暮れています。でも、月に1本は書くと自分で決めたので、何とか書きたいと思います。
印象に残る出来事として、先月下旬、京都のとあるレコード店が閉店しました。そこは40数年続けてこられた老舗で、途中、コロナ禍で場所を移転し、規模を縮小して続けてこられた店でした。京都のレコード文化を守るという気持ちから、年配になられてからクラウドファンディングをしたりして、頑張っておられました。多くのレコード好きが、その姿勢に心を打たれて通っていたようでした。私も微力ながら買い支えないとと思って、せっせと通っていました。ただ、最近は商品が薄くなってしまっており、ちょっと心配していました。そうしたところ、お店を閉められるというSNSを見つけ、慌てて閉店数日前に店にうかがいました。そして、会計の際に、初めて「お店閉められるんですね」「長い間お世話になりました」とお声がけしました。すると、店主の方(おじいちゃん)は驚かれた様子で、「ここまでやるのが精一杯でした」という趣旨のお話しをされ、「こちらこそ長い間お世話になりました」とおっしゃいました。それで不思議と気持ちが少し楽になりました。
形あるものはいつか無くなってしまうし、物事には必ず終わりがある。私に言えることはただ「お疲れ様でした」ということくらいです。
そして、こちらも最後に「お疲れ様でした」と言ってもらえるよう懸命に生きるしかない、そんなことを感じた3月から4月にかけての時期でした。生きていると色々ありますね。
短いですが今月はこれでおしまい。ちゃん。ちゃん。