法律コラム
激動の1月
先月コラムをアップしてからの1月間は、まさに激動の1月でした。
というのも、自転車に乗っていて自動車事故に巻き込まれてしまい、人生で初めて骨折し、入院生活を送ることになったからです。結構シリアスな事故で、全身麻酔で手術をすることになり、今でもコルセット生活です。一生懸命リハビリしたので、今では普通に歩くこともでき、「ごく普通」に生活できるまで回復しました。ただ、もうちょっとで(もし骨折の部位が少しズレていたら、もし骨折の方向が少しズレていたら)麻痺が残って車椅子生活になるところでした。看護師さんには「こんな風に骨折してたんですよ(と色々と身振りを交えて教えてくれる)。普通はすぐに手術ですし、ヘタしたら麻痺でしたね。よくこの程度で済みましたね」と驚かれましたし、理学療法士さんには「よくそんなに歩けますね。でも、命まで取られなくて本当に良かったですね」と慰められました。担当の警察官にまで「この怪我だと、私の経験からいってかなりヤバイです。正直、麻痺になるかと思ってました」と驚かれました。夏の暑い盛りにコルセットはいささか拷問ですが、その程度で済んだことに感謝です。とても贅沢は言えません。
入院生活を送って一番痛切に感じたのは、馬鹿みたいではありますが「暇で困る」ということでした。日がな一日やることもなくベットの上でボーッとして、喰っちゃ寝、喰っちゃ寝して、時間つぶしに読書したり、ゲームしたり、うたた寝したりしていると、「こんなことしてていいのか?」といささか頼りない気持ちになりました。
初めて入院生活を送り、医療関係者の仕事がどれくらい大変か実感しましたし(一体どんだけ働くんだ)、仕事って結局は人間性だよなということも改めて感じました。私の主治医(整形外科)のM先生は若い男性で、かなり年下ですが、元気に前向きに話をしてくれますし、こちらが質問すると逃げずにリスクも含めて正面から返事してくれましたので、私としては、とても好感が持てましたし、信頼感を持つことができました。同じ専門職として学ぶべき点が多かった。看護師さんも娘みたいな年頃の方が多かったですが(「川瀬さんて、うちのお母さんと同年代なんですよ~」と話しかけられ、色々と感慨深いものがありました)、とても親切で前向きで、やり取りしていて気持ちが良かったですし、何より気持ちが明るくなりました。自分が同じくらいの年の時には、自分のことで精一杯で、とてもあんな風に他者に接することなどできませんでした。すごい。何でそんなことできるんだ?
これからしばらくはコルセット生活ですし、1年ちょっとしたら再手術とも言われているので、長丁場になりそうです。ただ、「運良く」この程度で済んだので、そのことに感謝し、これまで通り、あまり肩肘張らず自然体で生活していきたいと考えています。
ただ、入院して高血圧が判明し、薬を飲んで毎日血圧を図る生活になってしまったことには正直閉口しています。これまでは週に2回の休肝日を守って正常値を誇ってきたのに何故だ! お酒もラーメンも明太子も好きなんだよなぁ。嫌だなぁ。困ったなぁ。
といった感じの1月でした。